「至大至剛の気を、腰腹の正中心に収め、永の年月、
ただ其れのみを守り、ただ其れのみを養って、脇目も
振らずに精進し、何ものにも惑わず、何ものにも動か
されず、ただただ真直に、正中心に向かって、一直線
に突き進み、確にこれを獲得した時、金丹を作り出す
中心のカマドを、サッと持ち上げて、スポッとひっくり返し、
無限界の中に、叩き捨てて仕舞う。
そこで始めて、天地宇宙と我とが、ただ一つの正中心体となる。
かくして我は、天地と生を、同じうするに至る。これすなわち、
中心練磨による、終極の目的である。」
(聖中心道 P297より)
この本こそは、私は20代より何度も読み返し、その度に
感銘を受けてきたものである。
この文章は、今回読み直して見つけた文章であるが、
なかなか凄いことを言っていると思う。
文章は少し難しいけど、この本が治療家や
武術家が非常に重要視しているのが、
よーくわかると思う。
わからない人でも何度も読み返して欲しい。
私もそうやって何度も何度もこの本だけは、
読み返してきたものである。