WTSとNMRT、三次元テクニックなど、いくつかを創り出した。
少し考えてみた。
今はこれからの未来を作る先生たちに、
自分の得たもの、知り得たもの、気付いたもの、
創り出したものを伝えている。
教えるというのはいかにも偉そうである。
自分の心情を考えると、「伝える」という表現が
しっくり来る気がしている。
しかし、そういう状況にいる自分は、少し高慢になっていないか?
とふと思った。
少し前の自分、さらに前の自分、もっと前の自分。
それらの自分を、今ははるかにしのいでいる。
その時その時、一生懸命にやってきたことが
全て今につながっているのはよーーく分かっている。
その時は、自分は一流のつもりで頑張ってきた。
しかし、振り返れば未熟である。
人を治す行為において、目の前にいる患者さんに対し、
最高を提供するのがプロである。その意味において、私は、
そういう気持ちを常に持って行ってきた。
今もそうである。
しかし、未来の自分から見たら
やはり今の自分は未熟なのである。
今の私は、周囲のだれと比べる必要もない。
未来の自分に負けないように、今を頑張るしかない。