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正当化されるまで

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最近余計に思うのは、日本人はマスコミの影響を受けすぎ
ではないかということである。その上、すぐ忘れてしまう。

大多数の人は、自分の考えで良し悪しを判断するのでなく、
権威とか、巨大なものとか、多数の考えとかに従っている方が
安心と言うことで、自分の考えを決めているようだ。

私の治療院には、過去から現在に至るまで、
獣医、歯科医、内科医、外科等の先生達も来られている。

これは本で読んだ話でなく、実際に聞いた話なのだが、
入院中の患者さんが眠れないと言って、薬を出してほしいと
強く言ってきた。

本当はあまり薬を与えたくない状態の患者さんだったので、
砂糖の粒を睡眠薬と言って渡したところ、
「先生、おかげさまで良く眠れました」と言ったそうである。

そして、私はその先生は大変立派であると思うのだが、
あまり薬を出したくなくても、患者さんの方から、
薬を出してくれを言われ、出さないものならクレームを
つけられてしまうので、仕方なく出すことがあるそうである。

野口先生の奥さんである昭子さんの妹さんが治療に行かれたとき、
それで野口先生のところへ行きだしたのだと思うけど、
待っている間、野口先生は自分のクラシックレコードを
聞いてもらっていた。

そして戻ってきたときに感想を聞いて、
「あなたは自分の考えで感想を言うのが良い。
たいていの人は新聞や雑誌に書かれていることに影響され、
自分の意見を言わない」と。

最近の若い子は皆きれいだし、かわいく見える。
しかし、街の中をずっと歩いていると、
似たような印象を受ける子が多い。

それはやはり、同じ化粧の仕方をしているせいだろう。

化粧も、他の女の子と同じ、今はやりのやり方をしていると、
一人前とか、良く見てるとか、安心するのであろうか?
あまり女の子の顔のこと言うと、反感を買いますので止めます(笑)

しかし、そのように思うのは私だけであろうか?
化粧と言う仮面をつけたら、自分は変われるということで
されているなら、それも良しだし、

その女の子たちが、自分の彼氏に素顔を見てもらえるなら、
大丈夫であると思う。しかし、化粧をしてないと不安と言うなら、
それはどうかなと、やはり心配ではある。

化粧は古代から人間が自分の意識を変容させるための儀式である。
何も否定するわけではないし、女の人がきれいになるのは
大賛成なので良しである。しかし、最近話題になった、
化粧品による皮膚病などが出てしまったら、得るものはない。

まあ、話はだいぶ吹っ飛んでしまったが、
今私のやっている治療や考え方は、世の中の大多数の先生が
行っている治療法とは、アプローチも、考え方も、概念も、
異質ゆえに受け入れがたいのであろう。

私の方法が多くの先生に受け入れられ、広く行われるまでは
治療の先生方には受け入れられないのであろう。

しかし、患者さんは受け入れてくれている。

最近はずっと紹介、すなわち口コミで来て頂いている
患者さんが続いているのが、そういうことを意味していると思う。

それらの患者さんは、他の治療と違って、
自分を助けてくれる何かがあると思って来てくださっている。

要は、患者さんは自分が辛いのが良くなればいいのである。

私は病院に行く人の、薬をもらいに行くとか、薬を出してもらうのが
当たり前という考えには、どうしても、

身体が悪くなろうが何であろうが、気持ちが良ければいいとか、
治されてる感じが良いということでマッサージに行っている人と
同系列に思えるのは、気のせいだろうか?