ワールドセラピーシステム

技を磨く

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私も人間なので、慢心と言う気持ちは時折出ます。

つまり、今行っている技術は最高なのだと。

治りが悪い症例があると、それは患者さんにまだ
それだけの回復力が出ていないからだと考えるなど。

たぶん、それも正しい状態なのだと思う。

大東流合気武術の最高峰であった
佐川幸義先生のことを思い出します。

「人間、考えることを止めたら進歩しない」
「考え続けたから、今の合気が出来るようになった」
「考え続けていると、70才を過ぎても80才を過ぎても、
90才を過ぎても、見つかることがあった」

あれだけすごい技を作った佐川先生が、
「合気についてはまだまだ分からないことがあり、
これでよいということはない」とまで言っています。

これらは以前に何度か紹介したことのある
「透明な力」に出て来ますが、常にこれを思い出し、
今ある状態は、これで最高なのか?と自分に言うと、
やはり違うと思う訳です。

こんなところで止まっていると、当然、もっと上には行けません。
そしてまた努力を始める・・・というのが最近の事でした。

BDFTにしろ、これはコンピューターと同じで、
基本的なメカニックはアメリカで生み出し、
日本はそれを発展させることは上手いが、
全く新しいものを見出していないという状態です。

たしかにBDFTは、
オステオパシーの最高極意の一つであります。

しかし、人間が考えだし、気付いたものである以上、
これが最高で終わりと言うことはないはずだと思います。

必ず、もっと何か、上のことがある気がしています。

それを見つけるまでは、努力はやめられません。
他の技術に対しても同じで、疑問を投げかけています。

WTSはこれで良いのか?

特に、三次元テクニックはまだまだ進歩する可能性を秘めています。
この技術はもっと研究する余地があり、さらに素晴らしいものに
大化けする可能性があります。

これらを磨き続け、上を求め続け、いつか治療の世界で
佐川先生のようになれたら、本当に嬉しい限りです。

・・・しかし、佐川先生が全く違う次元の合気を見つけ出したのが
70歳過ぎてからと言う話ですから・・・

うーん、それまで治療のことが分からないのでは、ちょっと困ります。