ワールドセラピーシステム

面白い症例

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ある患者さんが、車を運転すると
視野が狭くなると訴えて来られました。

私はその人に「頭を動かさずに、私の動かす
このペン先を目だけで追ってください」と言って、
上下左右、左右斜めと前後に動かすと、

私から見て右に持っていくときに
患者さんの目線は動きについてこれず、
飛んでしまいます。

NMRTで調べると、過去の出来事が関与していたので
WTSの精神療法を行い、NMRTでその目の問題は
解決したと反応したので、再び最初の検査をしました。
ちゃんと目を動かせていました。

その時患者さんが、
「先生、良く見えるようになったし、前後に動かしても
ちゃんと焦点を合わせられるし、気分も悪くなりません!」

「は?先ほどの検査の時に気分が悪かったのですか?」
「そうですが、今は平気です!」とのこと。

そんな話は先ほどしていなかったので、
私の方が「はっ?」という感じでした(笑)

そして私は「先ほどの精神問題で気づいたかもしれませんが
(「変化に対しての恐れ」という問題を持っていた)、

ある問題が起きて、それから自分が、または周りが変化するのを恐れて、
それを見たくないという気持ちが潜在意識に残って、
車の運転時に周りの風景が速く変わることに
目が付いていけなくなっていたようですね。」と話し、

その患者さんも納得(?)されていたようです。

まあ、私の治療はこんな感じですので、
初診の患者さんであったなら理解できないことが起こり、
その説明に対しても疑問に思われたでしょうが、

この方は何度も私の治療を受けられていたので
分かっていただいたようです。

そして、その方がその日持っていた主訴
(今日はどことどこが具合悪いという訴え)は
何個もあったのですが、

脚がだるい、首肩がつらい、首が痛い等々の
その大半は、その精神治療でなくなったとのことでした。