私は子供の頃、ずっと母親に「三日坊主」と言われていました。
小さい頃から、同じことを続けるのが苦手であったようです。
仕事でも同じことをずっとしていると、それは苦痛ですね。
しかし、中学生の頃にある出来事があり、それ以来、
一度本物に出会ったなら、忘れないし、やめられないし、
興味を持ち続けることが出来ました。
今も続いているのを考えたら、自分にぴったりするものは、
決してやめないんだなと思います。
武術にしろ治療にしろ、私にピタッと合っていなかったら、
これほど奥が深く、一生をかけるにふさわしいものでなかったら、
とうの昔にやめていたと思います。
私の治療スタイルが、ある日ガラッと変わるのは、
長く来られている患者さんには全く珍しいことではないので
驚かれませんが、慣れない患者さんだと変に思うかもしれません。
私は現状に全く満足しない性格なので、
今より良くなることを望んでいる為です。
もし私が一年以上全くスタイルを変えなかったら
(そんな日が来るか・・・分かりませんが)、それは私が
なしえた究極の最高の治療が出来たのだと思ってください(笑)
こんな性格だから、決まったルーティンで治療する方法を
続ける先生の気持ちは私にはまったく理解できません。
その先生方が自分の行っている治療が最高であると感じ、
信じているなら全く別ですが。
もし私がマッサージ屋さんや接骨院の仕事をやれと
言われたら、不可能であると思います。
しかし、世の中には同じ仕事を繰り返すことが必要なものがあります。
そして変化することを好まない人達もいますので、
それはそれで良いのではないかと思います。
しかし、そんな中であっても、現在どうしたらそれがもっと良くなるか、
常に考えて仕事していくべきと思います。
常に発展、進歩を望む気持ちが進化となって現れるからです。
過去の偉い人達が、そう思って努力してくれなかったら
今の私たちの生活はないわけですからね。