一度東京から離れて戻ってくると、
やはり東京の空気の悪さに気付く。
平気で街中を歩いている人たちは、
何も、全く感じていないのだろうか。
時々、ごくたまにマスクをしている人を見る。
しかし、そのほとんどは女性に限られている。
しかも、若い女性である。
ニュースで以前ほど騒がれなくなってきているけど、
原発からの放射能は出続けているはずである。
現に、私が治療で放射能をチェックしてほしいと
言われている患者さんを検査すると、
その影響が消えていないのがよく分かる。
治療後によく、患者さんから、
呼吸するのが楽になったと言われます。
一時的治療効果として、
呼吸が楽になるというのは大事なことです。
しかし、毎回治しても、
また治療後に楽になるというのは少し変ですね。
そこで一つの仮説として、そういうことがあっても
おかしくないと思うことは、空気の悪さに対しての
自己防衛として、あまり空気を吸いたくなくなるのでは
ないかと考えました。
だとしたら、それはとても恐ろしいことです。
身体によくない空気を吸うことを、身体が拒絶してしまう。
そんなことがあるなら、今の日本は大変危険な状況である
ことになってしまいます。
だから、これは私の空想であることを願うばかりです。