ワールドセラピーシステムの中級で行う精神治療によって、
この1?2か月で来られたご家族の人たちが変わってきました。
最初に娘さんが来られ、次にお父さん、最後にお母さんが
来られましたが、みなさんの精神状態が良くなってきていて、
私が求めている理想の形に近づいてきています。
最初に来られた時の雰囲気に比べて、
大変によくなってきています。
身体を良くするのは治療家としては当然のことですが、
気持ちが変わり、前向きになっていく、
気持ちが晴れやかになっていくことが重要です。
私が患者さんに言うのは、
たとえ腰や肩の痛みがなくなったとしても、
めまいがしたり、良く眠れなかったり、食欲がなかったり、
気力が失われていたなら、それは健全ではないということです。
それらが改善されなければ、たとえ腰の痛みが
なくなっても、「良かったですね、また調子が悪くなったら
来てください」とは言えないのです。
それらの不調がいつか必ず違った症状を出したり、
病気を発生したりする可能性が大だからです。
「たとえどんなにつらい症状があっても、
望みがあれば、耐えていけます。
しかし、たとえわずかな辛さであっても、それが一生
続くとなったら、それは大変な心理的負担となるでしょう」
と、私は言います。
気持ちが晴々して来て、希望を持って生活することが
出来るようにすること。
これも治療家の大事な役目だと思います。