ワールドセラピーシステム

また来たよ!

| コメントはまだありません

今日、野口先生の
「触手療法講座」10巻と11巻が
届きました。

昭和30年代に出されたものです。

もう紙も茶色に変色し、
ボロボロになっていますが、

やはり、
野口先生が治療を
中心に講義している資料は
貴重ですね。

しかしよくぞ、
これ程の量の資料が
存在するものだと
改めて思います。

触手療法と言うのは、
手当て療法の事であり、

野口先生は、
その後それを「癒気」と言っています。

だから、
そう名付ける前の
本であると言う事です。

触手療法は、本能治療と言います。

考え方は未病のうちに正す事。

そして、
病気を治すのではなく、
病んでいる体の部位に対して
行うことであり、

対処療法としては
考えないと言う事です。

今の中国医学の礎を築いた1人の
治療家の有名な話があります。

3人兄弟だったそうですが、
「私の1番上の優れた兄は、
患者に何も症状が現れてない内に、
治してしまうので、人々には評判
悪く無名である。

2番目の兄は少し症状が出た時に、
それを治してしまうので、有難がられ
少し有名である。

しかし、
一番ダメな私は、
病気になり、
調子が悪くなった人を治し、
非常に喜ばれるので、
大変に有名である」

と言ったとか言わないとか。

確かに調子が悪い時に、
それを治せる技術と言うのは
大事であるし、有難がられる
のだけど、本当はそうじゃありません。

やはり、
不調な所をいち早く見つけ、
患者さんが辛い思いを
しないで済むように、

体を調整していくと言うのが
本当であると思います。