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怖い!

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治療基礎ゼミで、
骨に圧力をかけるテクニック
を教えました。

その中の何人かの先生が、
骨を折りそうで恐い

と言う感想があったので、
少し実技及び解説を行いました。

術者は自分が加える刺激に対して、
常に患者さんの状態が

どう反応しているかを
感じ取っている必要がある。

そして、

出来るだけ、
色々なタイプの体を触れて、

何がどう言う時に危険かの
体験を積んで、

自分のデータバンクに
多くしていくしかない。

武術をやっていた人、
特に関節技をやっていた人は
その所を掴むのは早いと思う。

しかし、

どんな素晴らしい
テクニックであれ、

使う自信が無いなら
使わない事である。

治療の世界には、
こう言う言葉がある。

「患者さんを調子悪くして
しまうなら、治らないままの方が良いと。

熟練した術者は、
患者さんの体調の為、

又は患者さんが無理をした為、
悪化しているのか、

治療の刺激に体が負けてしまい、
体調を崩したのか分かる。

だから、治療後体調が
悪くなりましたと言われても、

「そうですか。
しかし、あなたの
体が悪いためであり、

もう少しそれは辛抱しないと
良くなってきません!

山を登った時、低い山なら
すぐに頂上に着き、無理な感じも
疲れた感じも残らず、筋肉痛も出ません。

しかし、高い山に登るなら、
途中には林があり、崖、谷あり、

いつ目的地に着くか分からないと言う
不安も出てきます。

途中で一息付きたくなったり、
場合によっては、引き返したくなります。

しかし、たどり着いた頂上から見下ろす
風景は最高です!」

治療もそう言うもんだと思います。

それと同じ事は治療を勉強している
先生方にも言いたい!!

高みある、価値あるテクニックを
習得したかったら、大変なのは当たり前!!

しかし、

たどり着いたら如何にすがすがしいか。
それまでの大変さなんかは、
吹っ飛んでしまいます。

自分がこれと思って学び始めたら、
梃子でも動かない。

そんな力強い気持ちを
持ち続ける事です。

それだけが自分を高みに
上げていくのだと、

私は信じています。