治療において、
手の感覚と共に、
意識と言う働きが重要になる。
意図する事も意図しない事も
治療技術には必要である。
何の事を言っているのか、
初心の段階では分からないだろうが、
非常に重要な事である。
治療する時には、影響を与え、
変化を起こしたい組織、部位に対して、
ミクロ的に意識を小さくして、
その組織内に入り込むことも、
拡大して、外界世界にまで広げる事もある。
しかも、それが短時間で自在に移行できる事である。
どちらも重要である。
一番いけないのは、
術者の精神と体を緊張させて、
固めてしまう事である。
集中と拡散、凝固と緊張。
これらは別物であり、
術者は十分に考慮し注意すべきである。