昨日は、ある患者さんの治療で、
過去の問題が数珠つなぎに出てきて、
それらすべてを治療しました。
過去の出来事は誰でもすべてを
その時に解決できてこないものです。
しかし、それが積もり積もって、現在の悩みや行動、
思考形態にまで及び、そして現在ある症状をもたらし、
治すことを妨げる原因となっていることが、
臨床を通して明白になってきています。
これは、心理学の本を読むより面白い出来事です。
時には患者さんが思い出せないような出来事であったり、
深く傷ついた出来事であったりします。
しかし、大多数の患者さんは、まず、思い出してくれます。
その内容は、私に話をしても、しなくても、解決できます。
ただし、どのように解決するかは、やはり本人が
意思決定をする必要性があり、そうしなければ
現在より未来に向けて良くなれないようです。
何度も、色々な出来事を解決していかなければ
よくならないケースも、
たった1回の治療により治ったり、
ほとんど解決してしまうケースもあります。
今は研究中ですが、何か根源的なものがあり、
そこをつかんでしまうなら、もっと大きく
変化するかも知れません。
ただ、やはり大事なこととして、本人の潜在意識
(ここに治すカギがあります)が望むことをするということが
大前提となります。