ワールドセラピーシステム

有形と無形のはざま

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前回も書きましたが、
人は自分の理解を
超えた物に出会った時、

「よし、自分のものにする」と思うか?

「これは手に負えない」と避けてしまうか?

これは原始本能の「逃走」か「戦い」かと
同じ所であると思います。

今の私は構造問題において、
どこがどういうふうになっており、
どのような歪みを持ち、
どの方向に治すか・・・は
ほとんど考えていません。

今やっているのは、
どこに体の構造や機能を
狂わしている所があり、

そこに「どれくらいの制限」と
「どれくらいのエネルギーブロック」があり、
どういうバランスの崩し方があるか
見ています。

だから私の方法を見ていると、
同じレベルに来ていないと理解できず、

又は、いい加減にやっている、
きちんとした検査をしていないと
見ることでしょう。

例えば、
私も何年も前は、
関節ならどこの骨が
どこの骨に対して、
どのような変位をしていて、
どの方向にもっていくを
考えていました。

しかし、

それよりも大事なのは、
フォルクラムがどこにあり、
それが治ったかどうかです。

初心のうちは、形態的にみて
治すことです。

そして、十分理解できたら、
その組織の問題の中心を感じ
とるように修行し、そこに治療の
アプローチを行うようにする事です。

基礎基本のできていない人間が、
本質を追求しても応用発展は
難しいと思います。

「以無法為有法」
「以無限為有限」