何かを行う時に、よく、
「それを意識しなさい」とか、
「意識的に繰り返して、
無意識でできるまで練習しなさい」と言う。
治療において意識するとは何か?
1.自身のやろうとすることを、
明確に正しく適切に行うため
2.その部位に変化を与えるための、
術者の意思とエネルギーを集めるため
3.相手の心身の状態の把握のため
4.こちらのアクションに対する反応、
変化の読み取りのため
意識的に行うことの良さはある。
しかし、自分の中の知識や考えに、
自分の情報や考えがとらわれてしまい、
その他にあったものを見逃す可能性もある。
「意図する力」は確かにある。
しかし、無意識下にある、もっと
大きな力を術者が引き出して使うなら、
そこにアクセスするため、
自身の意識から離れなければならない。
一番良いのは、
「あってないがごとく行う」である。
ラジオニック・アプローチが明確に、
術者の中に形成されたならば、
より大きな潜在力を用いて行うことが出来る。
それはどんなものか?
口で話すより、これは見てもらい、
体験してもらい、自身で同じことが
出来るようにならねば、
全く意味も用もなさない。
(ゼミの参加者は、そのうち体験、体得してもらう)
しかし、人間潜在力のパワーを知ることは
大変大事なことであり
それを信じることは、もっと大事なことである。