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質問 2

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Q: 足首をよく捻挫する女性が多いのも、
  ハイヒールのせいでしょうか?

A: 足が十分に体を支えきれない状態にあるか(構造異常)
  神経に悪い状態が記憶されていて、
  ある条件が揃うと、症状を出したり、くじく。

Q: 外反拇趾も関係ありますか?

A: 肥田式強健術の創始者である肥田春充先生は、

  「動作を活かす(技を活かす)秘訣は、足の拇趾にある。

  熟達して拇趾自ら活きるの境地に至れば、
  技は既に神に入っている(神技と言う)。

  舞や踊りや、剣舞などで、脚に落ちつきがあるのは
  皆、この拇趾に力が這入っているからである。」

  「如何に敏捷に働いても、中心力が足の爪先から
  来ていると、体が地面に粘りついているようで、
  シットリとした落ち付きと、重みがある。」
  (「聖中心道」より抜粋)

  と言っている。

  つまり、身体が運動を起こすときの要として
  拇趾に力がかかるということである。

  それゆえ、足に合わない靴を履いたり、
  ハイヒールなどで必要以上に爪先に体重がのったり、
  また、正しくない歩き方などが影響します。

Q: それで先生は「えこる」を勧めているのですね?

A: そうです(笑)
  一度あの靴に慣れてしまうと、他は履けません(笑)

Q: 3月の治療基礎では、足の何を学べますか?

A: 治療全般に言えることですが、手首や骨盤、
  ひじなどの問題あるところを治すのに対し、

  靭帯、筋膜、筋肉、関節、神経、血管、骨自体の
  どこが、どのように悪いのか、正しく判定する技能を
  持たなければなりません。

  そして、見つけた部位に対し、どのようにして刺激を加え、
  正常化するかの方法を知らなければなりません。

  そして、自分の行った治療が効果的であったかの
  判定が出来ねばなりません。

  それは傷害組織が治療によって正常化したならば、
  体全体の機能に対し、正しい一員となれること、
  ユニットとなることと言うことになる。

Q: 少し難しいのですが?

A: 例えば、サッカーチームに新人が入ったとします。

  他の選手は技能もすぐれ、チームワークが
  取れているとします。

  そこに入った新たな選手は、自分の問題あるところ、
  試合で活躍できるように充分スキルを磨き、
  他の選手の動きについていける体力をつけることをします。

  これが治療家が治すということにあたります。

Q: なるほど。

A: そこまでが基礎です。

  それが出来たら、自分の治したことにより、その組織
  ー正常に機能することが出来なかった組織ー
  肘や、手首などが、

  全身との整合性が取れるようになったか?
  一つのユニットとなったか?

  統一のとれた機能が出来るようにすることです。

Q: 整合性とか、ユニットとは何ですか?

A: 歪みやひずみが整い、体全体の一員として
  合うようになることです。

  オステオパシーの創始者であるA.T.スティルは
  体は一つのユニットであるという有名な言葉を
  残していますが、

  私はここで、一つの考え方を提案したいと思います。

・・・・・3に続く。