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O脚と統一体

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統一体とは何か?

骨格、内臓状態、筋肉の関連において
無理がなく、本来あるべき一番良い状態で
安定を保ち、機能することの出来る体である。

では統一体に必要な条件とは何か?

中心軸がしっかりしていること。
その為には余計な力が抜け、内臓にひきつれがなく、
骨格が安定していること、丹田に重心があること。

中心軸が安定できるためには、足は両拇趾球に体重が乗る。
両小指にしっかり力が入ることである。

これはなぜか?

解剖学上の自然な体位では、ちょうど大の時の状態が
ニュートラルポジションとなる。

とすれば、中心軸に近い、足なら小趾側より拇趾側、
手は小指側が中心に近い。

ここをしめると体軸である中心がしっかりと安定する。

それゆえ、ゴルフにしろ剣道にしろ、
体重は拇趾球に乗せ、竹刀や、クラブを
小指で握りしめると教わるのである。

これにより中心軸がぶれない。

試しに足の小趾側に体重をかけ、
手は小指で握らず、拇指、示指にて
握って体を動かしてみれば、

中心に体がまとまらず、力は分散し、
安定しないことがよく分かるであろう。

さて、それとO脚は何の関係があるのか?

それは、きちんと両拇趾球に体重を乗せられる体は、
O脚になりにくいはずである、ということである。

O脚が悪いとは私自身は考えておらず、
当院ではO脚矯正と言ううたい文句はない。

しかし身体の異常により、結果としてO脚に
なるようなら、治す必要性はある。

なぜなら、膝の関節や股関節、足首に負担が来るし、
不自然な、不安定な状態のため、

上半身がいらぬ緊張を生じさせられ、
出なくてよい症状を作りうるからである。

では何故、足の拇趾球に体重を乗せられなくなるのか?

一般的には腰にトラブルや弱さを持っているため
上半身の重さを腰でしっかりと受け止められず、
体重を腰にかけないように外側に逃がすためである。

するとどうなるか?

履いている靴の外側がすり減るという現象が生じる。