多くの本を集めて分かったことがある。
これは、当たり前と言えば当たり前のことではあるが。
どんなに名著と言われた本であっても、
解説者または研究者の手によるものと、
それを実践してきた人の手による物、
特にそのジャンルで一流と言われている
人の手による本では、得られるものが違う。
ひどいと、解説者の考えによる論考ゆえ、
真実から遠ざかってしまうことさえある。
だから、その世界をちゃんとつかんだ人から見ると、
それは大変におかしいということになる。
治療技術もしかりである。
中途半端な勉強、修得しかしていない技術者から学ぶ、
またはきちんとその真理をつかんでいない教師から
学ぶのであれば
それは単に技術を知ったに過ぎない。
へたをすると間違いの世界に入って帰ってこれなくなる。
だから、そこを見分ける一つの方法は、
その先生が実技にて、その場できちんと結果を出していけるか?と
それが何故生じているかを説明できているかを見て取れば良い。
しかし、どんなに優れた先生であっても、全てに対して
オールマイティーではないことも、受講生は頭に入れておくことである。
さて、来年度も真剣に道を求め、研鑽して己の知と技を発達させ、
能力を上げるために、精進しましょう!