最近来られた新患さんは50肩で、
じっとしていても痛み、しかも日ごとに
だんだんと悪化してきているとの事でした。
整形外科でもらった薬を使ったり、
カイロの治療を受けても悪化して
きているとのことでした。
来院時、最初の問診でチェックする
事の1つに、その症状が生じたときから
時間の経過とともに、
「次第に良くなっている」
「同じ」
「次第に悪化している」
という3つのパターンがあり、
そのどの状態か確認するという
事があります。
「次第に良くなってきている」患者さんは
治すのも比較的容易である。
しかし、「同じである」場合、そして「悪化して
いる」ときは、要注意です。
それは、体に回復力がない、
負けているということで、術者は
そこに力を与え、さらに状態を
上向きに修正するには治療に
パワーが必要だからです。
この患者さんは、悪化しているという部類でした。
私の治療時間は3-40分くらいですが、今回
そのほとんどがワールドセラピーシステムでした。
治療後、「じっとしていて痛むのはどうですか?」
と聞くと、「張った感じだけです」
最初、拳上と側方に腕を上げてもらうのが
45°くらいで、後ろに手を回すのは出来ませんでした。
治療後、拳上は140°位、側方上げは水平以上
痛みなしに上がり、後ろも手が少し回せるように
なりました。
「私は今日、あなたの体が、体を動かす治療を
望まなかったので、アレルギーや拒絶を治療しました」
「そうですよね??」と、よく分かったような、分からないような。
「ホームページを見て来られたようですが、
読んでわかるのと実際はだいぶ違ったと思います。
今日やったやり方は、今まで世の中にない
治療法ですから戸惑うでしょうが、
来た時よりは楽でしょう?」
「大変楽になりました」
「私は、体と会話して、
体の望むことしかしません。
本人がこうしてくれと言っても、
それが体の望まないことなら、やりません。
それでよければ治療に来てください」
と言って終わりました。