ワールドセラピーシステム

治療、そして回復健康

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最近思うことは、治療を受けにくる患者さん
に2つのタイプがあること。

1つは、現在の症状や状態がつらく、
すぐに結果が出てくれないと嫌なタイプ。

もう1つは健康を保つとはどうすれば
よいか、症状が治っていくとはどういう
ことかという事を理解しているタイプである。

急性症状には2つのタイプがある。
今まで体の状態は良好で、突然の出来事
(精神的、肉体的、事故等でも)により身体
が損傷して壊した場合。

もう1つは今まで色々な事があり身体を
痛めてきたけれど、その人の体力や
精神力のおかげで一見健康そうに見えて、
ある出来事が引き金となって起きて
症状が出た場合。

最初の急性症状の場合は、数回で治療が
治るか改善していき取れてきます。
しかし、後者は一見急性に見え、すぐに
治りそうに感じますが、長く抱えていた体
の不調により、最初はある程度まで楽に
なるけれど長引く場合があります。

しかし、体が良くなっていくことが実感
できるので、患者さんも治療に対して
納得されるものです。

問題は慢性疾患である。
これは、多くの出来事を体にしょい込ん
でためてきた人達であり、1つは体が
その悪状態なりに適応してしまっている
ので、それらを崩して再構築が必要な
人達である。

もう1つはさんざん体が痛み続けられ、
回復するための十分な体力を失って
いる人達である。

これらの人達に対して我々治療家は、
患者さんの状態や体力、精神状態の
様子を見ながら治療を進めていく必要
があり、症状の改善していくペースは
人により当然違う。

困るは、これを理解して治療に来て
頂いている人達は良いのだけど、
こちらのアドバイス例えば、状態が
良くなるまでゴルフしないで下さい
という事を聞いてくれない(仕方ない
場合もあるが)とか、次の治療日を
こちらの指示どおりに来てくれない
とかで回復が進まないのに不満
をもって治療に来なくなる人達
である。
それならば、最初から治療に来て
ほしくないと思う。

その時間を真剣に体のことを考えて
来て頂いている患者さんに使いたい
と考えるのは、治療家の傲慢さで
あろうか?